会議室を持たないオフィスとは
貸会議室の利用料金がじわりと上昇している。東京都心部ではこの2年で1割程度の上昇だ。出社機会が増えるなか、新型コロナウイルス禍でオフィスを縮小した企業を中心に部屋の不足が顕在化。「会議難民」の貸会議室利用が増えたためだ(日経1-11)
コロナ以降、オフィスの最適化を目指した企業は、ハイブリットワークに対応したオフィス、つまり常時全員出社でない環境構築に動いている。
対面コミュニケーションのために出社するのであれば、会議室などコミュニケーションの場の需要が増えるのは明白だ。
しかし、依然として効率化のためにオフィスを最小化するケースもあり、全社員出社を前提としないフリーアドレス需要も根強い。加えて、オフィス自宅以外のサードプレイスの選択肢も増えた。
オフィスに会議室を所有しない未来は思ったより近そうだ。