採用ルールどこ吹く風?新卒採用の意欲回復

本日、6月1日は来春の卒業予定の大学生の採用選考の解禁日だ。

新型コロナウイルス禍の収束を見据え、全日本空輸(ANA)が総合職の採用を再開するなど企業の人材獲得意欲が回復。少しでも優秀な人材を獲得しようと解禁前に「青田買い」が進み、内定率は5月時点で6割超と、現行の日程が始まった17年卒以降で過去最高だった。(日経06-01)

 

特に注目すべきは、新型コロナ禍の影響を大きく受けた航空・旅行大手の採用の再開だ。ANAは事務職、技術職を、JALも客室乗務員含む約100人の採用を予定しているという。

JTBグループも観光産業の回復に伴い、2年ぶりの新卒採用を約300人予定し、人手不足解消に期待する。

 

就職情報会社によると、23年卒の内定率は5月時点で65%という。採用広報解禁前の青田買いは止まらない。就活に卒論、大学生の疲弊が目に浮かぶ。