子どもがいつか感じる男女不平等!?

両親の働く姿に6割の子供が「あんな大人になりたい」と憧れるという結果に、父親、母親の差はなかった。しかし、共働き夫婦の家事分担の状況を調査したところ、「妻と夫で分担」しているという家庭はわずか30.7%だった。子どもはこの男女不平等感をいつか感じるだろうか。

 

 

アイデム人と仕事研究所(東京・新宿)が小学5、6年生の子供を持つ男女約1300人を対象に子供のキャリア観を調査した。(日経11ー26)親の仕事を知っている児童は95%にのぼるが、実際に働く姿を見たことがあるのは59%。その姿を見た子供は憧れをより強く感じるようだ。職場での父親を見た経験のある子供は、見たことがない子供より18ポイント高い60%が「あんな大人になりたい」と回答。母親でも同様に16ポイント高い57%だった。

一方、調査会社のマクロミル(東京・港)が10月に共働き夫婦の家事分担の状況を調査したところ、「妻と夫で分担」しているという家庭は30.7%だった。
妻が90%以上家事を負担している「ほぼ妻が家事を担う家庭」の割合を比較すると、40代は34.9%、30代は24.3%、20代は17.0%。年代が下がるにつれて減少している。家事の分担は若い年代ほど進んでいることがわかった。

 

子どもは親の背を見て育つと言うので、仕事を頑張る姿とともに、両親とも家事をする姿を見せるべきであろう。