スギ花粉の少ない沖縄で働こう!

沖縄がテレワークの一大拠点になりそうだ。政府は来年度から沖縄のテレワークの誘致に力を入れる。沖縄の地域振興以外に、「長期滞在型テレワーク」という新しい働き方の普及にもつながりそうだ。(読売8-14)

 

政府は、沖縄が持つ観光地としての魅力を生かし、県外の会社員が長期滞在しながら働くテレワークの誘致に乗り出す。夏以外にも、本州よりも暖かい冬や、スギ林が少ないため花粉症に悩まされることが少ない春のテレワークを呼びかける。ふだん県外に勤務する人が一定期間、沖縄で過ごせば地元での消費拡大が見込めるほか、空きオフィスの活用なども見込めると踏んでいる。この秋には実証実験を行い、首都圏のIT企業などで働く約20人が2週間滞在する。実験結果を踏まえ、来年度の本格誘致に向けた取り組みを考える。

参加者向けにマンションの部屋だけでなく、仕事に必要なプリンターやインターネットなどを備えたスペースも用意する。その代わり地元への経済効果を検証できるよう、参加者には滞在中に出費した食事代などを記録してもらうという。

 

これからは沖縄で働こう、ということになるだろうか。とても夢のあるプロジェクトになりそうだ。日本列島の地理的な特性を考えればこのように、仕事の場所をシフトしながら働くことも出来るのだ。とくにスギ花粉の話は興味深い。政府はこうした働き方をワークとバケーションを組み合わせた「ワーケーション」と名付けて働き方改革の一環として提案する。