これからの経済成長はサーキュラーエコノミーなくして進まない

地球の資源を使い果たし、生命の根源である海を汚し、私たちは今、危機的状況にいる。その状況の中、ヨーロッパを中心に新しい産業革命が起こっている。それがサーキュラーエコノミーだ。

 

サーキュラーエコノミーとは、今の生産、消費スタイルの中で、「廃棄物」とされていたものを「資源」と捉え、廃棄をゼロにし、資源を円を描くように循環させるという経済循環のことをいう。

 

従来の経済活動である、資源を採取し、製品を作って、廃棄するという一方通行の経済を直線的経済(リニア経済)。製品を作って、使う、そして、捨てる前にもう一度それを使って商品を作ることをリサイクル経済と言う。この資源をリサイクルするという考えも明らかに良い慣習である。しかし、このサーキュラーエコノミーは、再生可能な、そしてより耐久性のある素材の発見に目を向け、修復、修繕、再利用、用途変更がより簡単に行える製品を作ることで、廃棄をまず避けようということを一番に考える。

また、サーキュラーエコノミーの注目されている理由は持続可能な社会環境を作るだけでなく、新たに4.5兆ドルもの利益を生み出せるといわれているからだ。

 

そして、サーキュラーエコノミーはインターネットによって促進されるという期待がされている。企業が生産活動の中で出る廃棄物を公開する、それを資源として使いたい企業が出る。といった具合にあらゆるデバイスがインターネットに繋がると、遊休資産の状況がリアルタイムで可視化される。無駄がなくなる可能性が低くなり、経済発展もできる。

サーキュラーエコノミーの考え方はこれからますます浸透していくだろう。

 

参考・カテゴリーウーマン「これからはサーキュラーエコノミーの時代になる」