「チャンスがあれば転職」新入社員の3割

東京商工会議所は2024年度新入社員の意識調査結果を公表した。

就職先の会社でいつまで働きたいかとの問いには「チャンスがあれば転職」との回答が23年度比6.4ポイント増の26.4%。「定年まで働きたい」の21.1%を上回り、長期勤続志向の低下があらわになった。(日経04-25)

 

調査は同商議所の新入社員研修の受講者1021人に4月2日~5日に実施し、957人が回答。

大学生活をコロナ禍で過ごし社会に出た層であり、人間関係の不安もあるようだ。半数近くの人が「仕事が自分の能力や適性に合っているか」「上司・先輩・同僚とうまくやっていけるか」と感じている。「配属ガチャ」や「上司ガチャ」を懸念しているようだ。

 

かつての新入社員だった経験から、不安がつきものなのはいつの時代も変わらない。「チャンスがあれば転職」の前に、今の仕事に主体的に取り組むことで新たな目標が見え、配属も”当たり”になるだろう。