仕事が終わったら"オンナ度″が半分以下に落ち込むと自覚する女性たち

女性の活躍がいまや国家プロジェクトに格上げされて女性も大変だなと思っていたら、「働く女性のオンナ度」なる調査が森永乳業から発表された。調査の結論は、多くの女性が仕事をすることでオンナ度が低下していると感じており、仕事が終わったらオンナ度を上げるような過ごし方をしたいと考えていると、ごく当たり前といえば当たり前。しかし、そこには興味深い、働く女性の実態が浮かび上がっている。

インターネットによる調査の対象はオフィスに勤務する20~30代の女性。まず仕事で消耗すると答えた女性の割合は全体の88%。消耗の原因は仕事の量や忙しさにあるが、2番目に服装(タイトスカート、ストッキング、ヒール靴など)があがっており、女性にとっては身だしなみも大きな原因になっているようだ。この消耗による影響はどんなところに現れるか。「気分が落ち込む」と答えた女性63%に対して、「メイクや髪の乱れ」という外見をあげる女性24%が続く。
そこで調査は「外見・内面を総合した女性らしさの度合い」を〝オンナ度”と定義した上でオンナ度が朝と夜でどう違うかと聞いている。結果は朝(仕事前)を100%とした場合の夜(仕事後)のオンナ度は48%という答えだった。そこで66%の女性は仕事から帰宅した時間にオンナ度を上げたいと考えるのだが、それが出来ている女性はわずか27%ということだった。

女性が、とりわけ家庭を持つ女性が家族の面倒や家事に追われながら仕事を続けるのは並大抵のことではない。女性の活躍ばかりか一億総活躍まで唱えるご時世だ。各層に対するそれなりの支援の動きを急がなければならない。
(ソース:PRtimes 10-21 岩崎)