料理は女性がするものという意識はもう古い

「女性は結婚したら家庭に入り、専業主婦になる」さらに、「料理は女性がするもの」「台所は男子禁制」冗談ではなく、そう育てられた人もいる。

しかし、現在はどうだろうか?料理をスキルとして習得したいと考えている人の割合が24~30歳で最も高かったことが、東京ガス都市生活研究所(東京・港)の調査で明らかになった。「あてはまる」または「ややあてはまる」と回答した人は女性が74%、男性が60%を占めた。(日経11-04)

 

若い共働き世帯でも、出産を機に女性が家事・育児の多くを担う家庭が増える。ただ、「今後は働き方改革の広がりとともに、男女公平に分担する家庭がさらに増える」(同研究所)とみている。

調査はインターネットで1都3県に住む男女1904人を対象に実施し回答を得た。若い世代は「料理を面倒な家事というよりは、生きていくための大事なスキルとして、自分自身のために純粋に身につけたいと考える人が多い」と分析している。

料理をある程度マスターしていると思われる中年層の女性の半数が、さらに技術を磨きたいと考えていることもわかった。男性は48~54歳で44%、55~61歳の38%が興味を持っているという。約4割が興味を持っているという中年層の回答は、男女平等が根付いた世代とは大差があるように思える。