志麻ヒプノ・ソリューションは、心理・精神療法やカウンセリングを行うほか、セラピスト養成、セミナー・イベントの企画など、さまざな事業を展開しています。なかでも、力を入れているのがオーディオセラピー。「10分間瞑想シリーズ」や「ダイエット瞑想」「花粉症シリーズ」など、さまざまなシリーズがあり、その数はなんと130タイトルを超えます。2018年にリリースされた新作が、ビューティ瞑想「インナービューティ」「ストレス エイジングケア」。
代表を務める志麻絹依さんと、スタッフの神さん、島谷さんにお話を聞きました。
志麻絹依
「自分らしく人生のステージをあげる」 をモットーに、2002年「志麻ヒプノ・ソリューション」をオープン。悩みの根本を見抜く直観力と多才な技法を駆使し、ほぼ1回の来談で解決の道を開くスペシャリスト。悩みを人生のチャンスに変えることで「辛かったのに笑えた」「人生で初めての不思議体験をした」と講評を得ている。心理療法家・サイキックセラピスト・ヒプノセラピスト・米国NLP協会認定NLPトレーナー。
渡米してロサンゼルスなどでメソッドを習得する
株式会社 志麻ヒプノ・ソリューションの「ヒプノ」とは、ヒプノセラピー=催眠療法のことだ。
志麻ヒプノ・ソリューションでは、心理・精神療法やカウンセリングのほか、セラピスト養成、指導、セミナー・イベントの企画・運営など、さまざな事業を展開している。
代表を務めるのは志麻絹依さん。志麻さんが精神世界に興味を持ち始めたのは1995年頃だった。
志麻さんは当時、翻訳や通訳の派遣社員として働いていた。派遣先企業へのつなぎ期間や溜まった有給を利用しロサンゼルスに勉強に行くようになる。
「日本でも心理カウンセリングやヒプノセラピーのスクールに通いましたが、やはり、本場に行ってみたいと」(志麻さん)
その後、たびたび米国、イギリス、インドなどの養成スクールやコンベンションに出向き、知識とスキルを習得。そして、2002年に志麻ヒプノ・ソリューションを開業する。
「ヒプノセラピーやサイキックカウンセリングなど直感的なメソッドを使った対面型のセッションを提供することから始めました」(志麻さん)
大変だったでしょう? と聞くと「大変だとは思ったことはなかったですね。むしろ楽しかった。当時、日本ではほとんど知られていませんでしたが、欧米ではセラピーやカウンセリングを受けるのは一般的なこと。いずれは日本でも浸透するとわかっていました。きっと大丈夫、という気持ちはどこかにありましたね」とポジティブ。
まだ、心に対するケアなど認識されない時代。心療内科すら敬遠されるような状況だった。それでも、立ち上げたwebサイトを見た人や口コミでクライアントが増えていった。
タイムトラベルセラピー®が大ヒットする
とはいえ、1999年は「ノストラダムスの大予言」が流行り、ヒプノセラピー=催眠療法と聞くと誰もがオカルトまがいの胡散臭いモノと拒絶反応を示した。「そのような相手には、こちらから『怪しいものですが』といって名刺を渡していました」とやはりポジティブな志麻さん。
転機となったのは、「前世治療」を「タイムトラベルセラピー」とネーミングしたこと。これが大ヒットした。
タイムトラベルセラピー®とは、ヒプノセラピー(催眠療法)とNLP(神経言語プログラミング)やヒーリングの手法を組み合わせて体験するセラピー。「現在」の時間軸をワープして、さまざまな潜在意識の旅をする。過去や未来だけでなく、前世やパラレルライフ(もしもの人生)、宇宙意識に存在するハイヤーセルフにつながる、スピリッツガイドと対面するといった内容。聞くとなんだか楽しそう。興味をそそられた女性誌・セラピー情報誌から取材が殺到した。「名称を変えるだけで、これほど違うんだと思いました。そこからメソッドを組合わせて体験しやすいセラピーをいくつも作りました。手前味噌なビジネスモデルでやっています」と笑う。とにかくポジティブ。
そんな、志麻さんのビジネスをサポートしているのが、神さんと島谷さんだ。
神さんは2002年からの付き合い。もともとはクライアントとして志麻ヒプノ・ソリューションを訪れたのが始まり。そこからヒプノセラピーの世界にのめり込み、志麻さんの許で2年間、勉強し、セラピストの資格も習得した。
島谷さんは2018年からとまだ日は浅いが、音楽を使って子どもたちの仕事をしていた関係で、子どものメンタルの弱さが気になり、志麻さんのオーディオセラピーや瞑想コンテンツに共感。展示会などの対外的なビジネスサポートを担っている。
オーディオセラピーのタイトル実に130を超える!
志麻ヒプノ・ソリューションのオーディオセラピーには「ダイエット瞑想」「花粉症シリーズ」など、さまざまなシリーズがあり、その数はなんと130タイトルを超える。
新作が、ビューティ瞑想「インナービューティ」「ストレス エイジングケア」だ。
特徴は、聴いたときに心地よく感じ、人の心身にとって良い効果をもたらすとされている、「ソルフェジオ周波数528Hz」と「アファメーション(肯定文)」を音源に挿入し、聴覚で認識させるだけでなく、潜在意識に語り掛けること。
「『ソルフェジオ周波数528Hz』は、リラクゼーションや癒し、細胞を活性化させる働きがあるといわれています。メンタルや意識の調整、美容や健康を促進する可能性も期待できます。また、肯定的なメッセージを入れています。1回目は内容がわかるよう音声誘導は聞こえますが、2回目からは音の波形だけにして、潜在意識に働きかけるよう、工夫しています」(志麻さん)
志麻さんと一緒にオーディオセラピーを制作しているのが、サウンドクリエーターの吉田さん。吉田さんと相談しながら音楽の中にサブリミナル効果を狙った仕掛けを施すなど、試行錯誤を重ねながら完成させる。
社員の健康を考える企業が関心を示している
オーディオセラピーをCDで販売すると、高いものだと1枚、5000円以上はする。CDよりダウンロード販売で購入するユーザーやアプリの月額会員が圧倒的。なぜ、CDを制作するのかというと、展示会に出展するためでもある。
健康や美容をテーマにした展示会でCDを無料配布しアピールする。来場者にその場で試聴体験し実感や体感してもらうことでビジネスチャンスを作ることが狙い。
その展示会の展示ブースで来場者の相手を務めるのが、神さん、島谷さんたちだ。
「彼女たちはユーザー目線で来場者の質問に的確に応えてくれるので助かっています」と志麻さん。とても信頼を寄せている。
「健康や美容をテーマにした展示会では、睡眠に問題を抱えている方が質問に来られます」と神さん。
リラックスできれば質の良い睡眠を取ることができ、ぐっすり眠ることができる。オーディオセラピーは役に立つと語る。「思ったより、企業さんが興味を示されます」と島谷さん。社員の健康を考える企業が増えていることを感じるという。そして、二人とも、多くの人が興味を持ってくれることに逆に驚くと笑う。
「展示会では『瞑想』『マインドフルネス』という言葉に反応する方は多いです。浸透しているというか、知名度が高いと感じます」(志麻さん)
※『健康博覧会』(2019年1月23日~25日/東京ビッグサイト)に出展。
セラピーがブームになっても最後は正当なものが選ばれる
これからどこを目指すのですか?と聞くと、「ゴールや完成形を目指すよりも、人々の役に立つものを創り、提供することからブレず、人生における問題や課題を糧やステージアップに導いていく。そう努めるなかで、なにかとなにかがつながったり、新しいものは自然と創造されていくはずです。事実、つながり、生まれているものは多い」という。あくまでもナチュラルが基本だそうだ。
志麻さんは、「セラピー」「ヒーリング」「カウンセリング」という言葉も一般化してきた。急速に敷居が低くなっていると感じると語る。
「セラピーなんて必要ありません! といっていた人も多かったのですが、いろんなところで見られるようになって、抵抗がなくなったように思います。そのためセラピーがわーっとブームになった。でも、最後には正当なものを皆さん、選ぶと思います」(志麻さん)
提供:株式会社 志麻ヒプノ・ソリューション http://www.hypno-solution.com/