ヤフーの「どこでもオフィス」がめざすもの

ヤフーが働き方改革に乗り出したと、日経新聞電子版のコラムが伝えている(10-23)。同社は今秋に東京・紀尾井町の「紀尾井タワー」にオフィスを移したが、この20フロアに「フリーアドレス制」を導入し、その延長で週休3日制導入も考えている。そして、ヤフーはこの新本社ビルからも社員を自由にしようとしている。

自宅などオフィス以外の場所での勤務を認める「どこでもオフィス」という新制度がそれだ。ファミリーレストランやカフェで仕事したほうが集中できる人はそこでやればいい。同社がめざす改革の柱は、何時間働くかではなく成果なのだ。さらに改革はそればかりではない。新卒の一括採用をやめ、30歳以下なら応募できる制度に変えて通年採用にした。連結ベースで従業員1万人に迫る大企業に成長したヤフーがこうした働き方改革を急ぐ根底には、売上高や従業員数の伸びに比して利益の伸びがさほどでないという危機感があるようだ。

もう一つはグーグルなどライバル企業の動きだ。ヤフーにとって就職ランキングでトップクラスにいる各社とは人材獲得でも競争関係にある。優秀な人材を獲得して労働生産性を飛躍させようという狙いにほかならない。

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